秋華賞展望

2007年10月12日
秋華賞はナリタルナパークやティコティコといった穴馬券を獲った縁起のいいレースなので気合いが入ります。
それでは、いつものようにローテーション別に見ていきます。

ローズS組
昨年までは20だったので本番と直結していましたが、今年から18に変わったのでかなり傾向が変わりそうです。阪神18はスローの前残りが多く持続力タイプの先行馬に有利ですが、本番は差せるタイプが有利なので今後は流れに乗りきれず差し損ねた馬の巻き返しがあるでしょう。

勝ち馬は過去10年で3勝2着2回とまずまずですが、4角6番手以内の位置取りで、しかもョウエイマーチ以外の4頭は上がり最速だった。疲労が残るので人気の差しタイプが先行して疲労が残らなかった場合以外はあまり積極的に狙いたくない過程ではある。
ダイワスカーレットは持続型の先行馬で休み明け阪神18はベスト条件だっただけに本番で指数を上げることはまずないでしょう。ペースが上がった方がいいという意見が多いですが、これはレースぶりと馬体を見ればある程度想像がつきますし、実際そうだと思います。ただ、ここではスローの先行しか経験していない上に、同馬は差せるタイプではなく強い相手に向かう形は本来好まないので、多頭数G1で厳しい流れが初体験というのは相当辛い条件です。桜花賞のように外枠でスローという条件が揃えばここも崩れないでしょうが、2度も展開に恵まれるとは思えないので、ここは評価を下げるべきでしょう。

2着馬は過去10年で2着2頭といまいち。マイルG1馬とオークス2着馬。勢いが必要な牝馬なので中途半端に負けると立て直しにくいということなのでしょう。ただ、18に変わったので差しタイプで条件が合わずこれ位に負けた馬の巻き返しがあるでしょう。
ベッラレイアは本来差しタイプなので、超スローだったトライアルの負けは気にならないでしょう。上がりは最速でしかもかなり優秀でしたし。後はオークスで厳しい流れを先行した経験があるので、ダイワよりは有利でしょうか。本来はHペースを差しに回る形がベストですが、スローでもある程度は動いていけるでしょう。

3着以下からの巻き返しは過去10年で5頭。休み明け2頭、夏に使われた疲労で敗戦した馬が2頭。穴で面白いのは夏に使われてここを凡走した差しタイプの馬でしょう。ローズSが休み明けだったはいずれもG1連対組だったので、こちらも実力馬は安定するパターンでしょう。残りの1頭はヤマカツスズランで、この時は本場が超スローの前残りで逃げられなかった後の単騎逃げで変われたというちょっと特殊なパターンでした。

紫苑S組
これまでは硬くなりやすい中山18からの臨戦だったので連対がなかったですが、20からになれば多少は有利でしょう。中山だと疲れが残りやすいので、夏場に使われていてここを軽く凡走した差し馬がいれば抑えておきたいところです。

別路線組
休み明けは4頭が連対。4角5番手以内の先行馬は比較的安定感がある。逆に差しタイプだったエリモエクセル、エアグルーヴは負けているので差しタイプはちょっと疑ったほうがいいだろう。
ウオッカは差しタイプなので若干の不安はある。ただ、流れの緩いオークスからではなく、厳しく流れた宝塚記念からの臨戦なので、流れには乗りやすいだろう。中枠あたりがベストか。

その他はオールカマーからメジロドーベルが連対。古馬重賞クラスだと実質相手弱化なので、そこで惨敗していなければ有利だろう。
後は前走1000万組がエリモシック、ティコティコの2頭。さすがに条件戦組は前走勝っていないと辛いだろうし、差しタイプで厳しい流れに向かう形を好むタイプであった。2頭とも人気薄だったようにこれだけ条件が揃えば条件戦組は逆に有利なのでしょう。

結論
ダイワスカーレットは条件自体は合うがスロー経験しかないのでやはり本命には押しづらい。ローズS組では最速上がりで差し損ねたベッラレイアの方が有利か。ウオッカもやや持続力よりの差し馬で条件は合う。
穴ではローズS凡走組では差しに回るレインダンス、紫苑S組からはラブカーナ、条件戦組からはタガノプルミエールあたりを抑えたい。

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